介護業界での夜勤の仕事は、収入を重視する方にとって人気のある働き方の一つです。夜勤専従という夜勤を専門とする働き方もありますが、日勤と夜勤の交替勤務だとより収入アップが可能になります。夜勤のシフトに入る介護職の場合、夜勤手当の支給対象となります。夜勤手当の相場は、夜勤一回につき6000円~8000円とされており、具体的な金額は事業所によって異なります。夜勤手当の詳細は求人情報に明記されているため、収入重視で転職先を探す際の要チェック項目の一つに含めましょう。
夜勤の介護職を募集しているのは、入所系の施設に限られます。介護老人保健施設やグループホーム、特別養護老人ホームなど、施設形態だけでも多く存在します。在宅介護でも、小規模多機能型居宅介護の宿泊サービスでは夜勤の対応が求められます。数多くある施設形態のなかでも、夜勤手当の支給額の多さに期待できるのは介護老人保健施設で、次いでグループホームだといわれています。
日勤だけの仕事は生活リズムが安定するという大きなメリットがある一方で、夜勤手当の支給対象から外れるためトータルの収入は低めの傾向です。上位の資格取得を目指して収入アップする方法がありますが、やはり夜勤の対応をする介護職ほどの収入は見込めないかもしれません。
夜勤ありの介護の仕事は、収入面のほかに経験値が上がるメリットも得られます。夜勤時はどの事業所でも職員配置を少なくしているため、日勤と比べて少ない職員だけで適切な対応を行う必要があります。緊急時にも的確かつ迅速な対応が求められ、場数を踏むにつれてスキルアップも図れるでしょう。
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